汗と根性の日本百名山 1日目
2017年7月14~16日にかけて日本百名山に行ってきました。
今回狙うのは、聖岳(標高3013m)・光岳(標高2591.1m)です。

聖岳は3年前、ピンクレンジャーさんと果てしなく遠い登山口である椹島から悪沢・赤石岳に行った際に、ついでに周遊したかったお山でしたが、諸事情であえなく取りやめになったお山。さらに言うと、去年の夏、易老渡から聖・光岳に行こうとしましたが、登山口より数km手前で土砂崩れのため車が通行止めで、急遽違うお山に行くことになったいわくつきのお山です。まさか易老渡って土砂崩れが頻繁に起こるため、登山口まで車で入れるか非常に不安定な登山口だったとわ。。。勉強になりました。去年その失敗があったおかげで、易老渡までは許可された乗合タクシーなら入れると知ったので、今年もそうなるんじゃないかと思い、調べてみましたが、やっぱり今年も乗合タクシーなら易老渡まで行けるそうです。乗合タクシーじゃなくても、北又渡発電所付近の芝沢ゲートまで自家用車で入れますが、易老渡まで林道を1時間30分~2時間ばかり歩かないと行けないそうです。。。ただでさえ、易老渡は標高880mとかなり低い位置にある登山口で、そこから聖岳標高3013mを狙うとなると、ちょっと辛いです。なので、ここは労力と時間をお金で買いましょう。早速乗合タクシーに予約です。なんとか4時30分集合場所である「かぐらの湯」発の乗合タクシーを予約できました。

さて、次はルートですが、易老渡を起点に、聖岳→光岳から周るか、光岳→聖岳で周るか。
ピンクレンジャーさんは光岳→聖岳を1泊2日でしたそうですが、聖岳からの下山が辛く、下山時間がとんでもない時間になったとか。現在体力が落ちて、元々鈍足の青レンジャーには1泊2日はムリなので、ここは確実に行けるよう2泊3日・・・最悪3泊4日で行くことにしましょう。となれば、登りは辛い方から、聖岳→光岳の周遊コースを歩きたいと思います。

①易老渡→聖岳を登って→聖平小屋泊
②聖平小屋→数々のピークを越え→光岳小屋泊
③光岳小屋→光岳→易老渡

・・・この予定表、なかなか心配な感じですが、、、何とかなるでしょう。。。
まずは標高880mからいきなり初日に標高3013mの聖岳に登って聖平小屋まで行けるのかどうか。そして、2日目のアップダウンが果たしてどこまで過酷なのか。南アルプス南部のアップダウンは容赦ないからな~。全行程で36~37㎞レベルなので、体力の落ちた青レンジャーの体も心配。。。

南アルプスの山小屋は北アルプスと比べ規模が小さいので、予約してみました。
・・・聖平小屋は営業開始前日のため、自炊するなら冬期小屋に宿泊可能とのこと
ええ~!!!お泊りセット一色持って行かないといけないのか~。一応、寝袋は1人1000円で貸し出してくれるそうなので、寝袋は小屋で借りましょう。どのみち、光岳小屋は50歳以下は食事提供なしなので、自炊セットは必須です。2泊3日分の食料を担いで行きましょう。ううう・・・当日に聖岳に登れるのかな。。。



何はともあれ、前日の夜21時に出発し、乗合タクシーの集合場所である「かぐらの湯」を目指しましょう。
高速道路飯田山本IC(は、初めて聞いた。。。)を下り、下道を走ります。ナビの通りに行こうとしたら、長野県下伊那郡天龍村の県道430号線が7月6日に土砂崩れのため、当分通行できないっ!!!
えええ~!!!仕方なく、さらに1時間遠回りして、かぐらの湯に到着したのは夜中の3時。。。ううう・・・少し寝よ。。。

ちょびっと仮眠をとり、4時30分、予約していた乗合タクシーに乗車します。本日一緒に乗り合わせる登山者の数は9名の満員御礼。タクシー料金はその9名で割り勘しますので、なんともありがたいです。
去年通行止めになっていたゲートは、今年は開いており、芝沢ゲートの駐車場から登られる登山者を横目に、1時間ほどで無事、易老渡に到着しました。

2017年7月14日①_1

かぐらの湯に集合した時は真っ暗だったのに、すでに時刻は5時30分過ぎ。乗合タクシーの割り勘料金をお支払し、準備を整えてから聖岳方面に向かいましょう。お写真向かって奥に進むと、聖岳の本当の登山口である便ヶ島(たよりがしま)です。昔は便ヶ島まで車で入れたそうですが、ここ近年はほとんど通行止めだそうです。
ピンクレンジャーさん情報によると、易老渡のトイレはヤバいそうですが、便ヶ島のトイレはキレイだとか。なるほど、ヤバそうな簡易トイレが1つありました。。。便ヶ島でトイレしよ。。。
お天気は・・・中部地方は曇りで、午後になると晴れてくるらしいのですが、どんよりガスが立ち込めています。明日のお天気は晴れだということが確実なようですので、それを信じて行きましょう。

2017年7月14日②_1

このような林道を歩いていきます。
あれ?乗合タクシーの方々は、みなさんは光岳方面に歩かれていきます。2人程青レンジャーと同じく聖岳方面に来ましたが、
「すみません、この登山道は光岳に行くんですか?」
「いえ、こっちは聖岳方面です。光岳は易老渡のバス停を少し下って赤い橋を渡った先にありますよ。」
「やっぱり間違ったか~。」
と、言われて、やはり光岳方面に向かわれました。
・・・え?だれも聖岳に登らないの???
案の条、青レンジャー以外の方々は、みなさん光岳方面に行かれてしまいました。。。
・・・聖岳、人気ないのかな?いや、もしかしたら、とんでもない土砂崩れでも起こって通行禁止とか?
そう思っていると、1台の車(おそらく指定車)が便ヶ島方面に向かっていきました。

2017年7月14日③_1

便ヶ島に到着です。ここには営業日注意の聖光小屋があり、キレイなトイレもありました。
丁度、これから聖岳に登られるであろう男性4人組の方もいらっしゃいました。とりあえず、土砂崩れで通行禁止の可能性は少なそうです。

2017年7月14日④_1

便ヶ島からひと登りすると、大変緩やかな登山道です。・・・こんなに緩やかでいいのかな?
聖岳と聖平小屋の分岐点である薊畑(あざみばた)の標高2400mくらいまで、容赦ない急登だとか。
ああ~、頂上までこんな緩やかな登山道だといいな~。
そんなことを考えていると、雨が降って来てしまいました
仕方なくお写真道具をしまい、ザックカバーとレインウェアの上を着ました。

・・・ここから2時間ばかり、お写真なしです。

有名な西沢渡にある手動のロープウェイを横目に、木の橋を渡りました。この西沢渡の河原には、1株のタカネビランジが咲いていました。さらに、造林小屋跡で、先行者の男性4人組がレインウェアを着用されているのをお見かけし・・・

2017年7月14日⑤_1

約2時間ほどで雨は上がり、暑くなってきたのでレインウェアを脱ぎました。
すでに急登の連続地帯に突入です。

2017年7月14日⑥_1

山と高原地図に書かれている、「大木の根元の小さな広場」です。
こんな些細な場所しか休憩場所がないなんて・・・おそるべし易老渡からの聖岳。

2017年7月14日⑦_1

まだ標高1800mか~。
2000m越えてないなんて。。。標高1000mは登ったよ。。。

2017年7月14日⑧_1

あああ~
これがオサバグサか~。きゃわええ~花。オサバグサは標高2000m前後の登山道の脇で、マイズルソウとゴゼンタチバナと混じって死ぬほど見かけました。

2017年7月14日⑨_1

はあはあ、急登辛い。。。
景色が少し変わってきて、もうそろそろ、ガツンと高山的景色が見たいのです。

2017年7月14日⑩_1

あああああああああ~
高山的景色~。

2017年7月14日⑪_1

南アルプスのシナノキンバイさん、貴方に会いたかった~。
すいぶん背丈が小さいのね。どこかの南アルプスでもそう思ったよ・・・どこかは忘れた。

2017年7月14日⑫_1

吸い込まれそうな土砂崩れ。

2017年7月14日⑬_1

薊畑です。
ただ今、時刻は12時55分。だ、だいぶかかったね。。。
ここからたとえ荷物をデポして聖岳頂上を目指しても、疲れた体で往復し、さらに聖平小屋まで行くのに5時間くらいはみておかないといけません。それ以上にこのガスガスの時に登っても何にも見えないし、楽しくないので・・・今日はこのまま聖平小屋に向かうことにします。あああ・・・早くも計画倒れ。。。
薊畑から聖平小屋まで、行きは下りなので20分、帰りは30分かかります。明日、聖岳に登ろうとしたら、この50分が予定より余分に歩くことになるんですが、果たして明日以降の山行はどうなるんでしょうか???

2017年7月14日⑭_1

明日からの予定を不安に思いながら、聖平小屋を目指します。

2017年7月14日⑮_1

このあたりは明日以降通るであろう、光岳方面への縦走路と聖平小屋との分岐です。聖平小屋って、こんな場所に建っているのね。

2017年7月14日⑯_1

聖平小屋です。
明日の山小屋オープンに向け、従業員の方々が詰めていらっしゃいます。明日オープンだというのに、ここ最近はお天気が悪くて、荷揚げのヘリが来ないとか。大変です。
聖平小屋へは、おそらく青レンジャーは2番乗りかと思われます。
寝袋代1000円をお支払いし(そんだけでいいのか~!!!)、冬期小屋で場所取りをします。
冬期小屋といっても、かなり整備された小屋でした。

2017年7月14日⑰_1

オープン前だというのに、聖平小屋の名物あんみつまで頂きました。甘くておいしい~!!!



・・・実は、青レンジャー、登山中、天気が悪くて気持ちが萎えていたこともあると思うんですが、根本寝不足で、全然調子よく登れませんでした。。。ダメだな~。
聖平小屋に到着して、少し食べてから、1時間ばかり寝てしまいました
1時間ほど寝るとだいぶスッキリしたので、夕食を食べます。もちろん、荷物軽量化のためのアルファ米とカレーです。他の登山者の方々はジンギスカンとか大変豪勢でしたが。。。
聖平小屋は沢水を引いているので、水は豊富にあります。十分水分を補給して、夕食後20時前には就寝しました



5:45 易老渡
6:40 便ヶ島
9:45 大木の根元の小さな広場
10:05 標高1800m
12:55 薊畑
13:35 聖平小屋
(休憩時間1時間30分を含む)

計 7時間50分の山旅でした。



早くも当初の予定と違ってしまった(無謀ともいう)初日。さて、明日はどうなることやら。。。
2日目に続く・・・
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 山之介です。
 大朝日岳の記事を探していてこのブログがヒットしてから密かに読ませてもらっています。
 自分も光・聖を残していてどこから登れば一番効率的か迷っています。数年前の秋に登ろうと計画したらその年の夏に土砂崩れってタイミング悪すぎ。
 100座完登まであとちょっとですね。自分も残り6座。達成すると縛りから開放されて自由に山登りが楽しめますよ。
 完登&ブログ更新楽しみにしています。
山之介 | URL | 2017/07/28/Fri 08:05 [EDIT]
Re: タイトルなし
山之介さん、初めまして。
コメントありがとうございます。

朝日連峰でこのブログがヒットするんですね~。なるほど。
山之介さんも日本百名山ハンターなんですね。お互い、あともう少し頑張りましょう~。
そして、晴れて無罪放免?自分の好きな山々を巡りましょう。

なんやかんやで最後の最後は、プチ行きにくいお山が残るみたいですね。行きにくいと有名な幌尻岳とか悪沢・赤石岳、鷲羽・水晶岳とか割とほどほどな時期に登っちゃうんですけどね。
特に光岳が最後の方が多いとか。この時も光岳に登って百名山制覇の人がいたみたいですよ。光岳は主要登山口が易老渡っていうのがクセモノですね。

近々日本百名山制覇報告ができるように努力したいと思います。
山ガールの青レンジャー | URL | 2017/07/28/Fri 12:42 [EDIT]
お疲れさまでした~。いよいよラストスパートですね。(^^)
光岳を、自信をもって「ひかりだけ」だと思っていたほど、未知~な南アルプスです。
まずは、地図を引っ張り出して位置の確認からです。(^^;
いや~、南会津の山にわんさか咲いてたオサバグサ。
北八ッで、ポツポツと見かけて、で、南アルプスの一番端で、またわんさかですか。
やっぱり植物の分布って面白いな~。って思います。
あぁぁぁ、でも、ちょっとジメッとした森の雰囲気は、似てますね~。
オサバグサ。なんか、妖精チックでかわいいですよね~。

ぐふっ、私、光岳小屋ではお食事いただける~。\(^o^)/
あっ、そこは喜ぶ場所じゃなかったですね。(^^;
chikoやん | URL | 2017/07/28/Fri 23:19 [EDIT]
Re: タイトルなし
chikoやんさん、コメントありがとうございます。

光岳って普通、ひかりだけって呼んでしまいますよね。
かなり地味な山で有名。。。
しかし、ここのTシャツは青レンジャー的、3大珍山Tシャツがあるんです。
会津駒ヶ岳、五竜岳と並ぶ珍Tシャツ。バックに「てかり」とひらがなで書かれています。
ぜひ、頭部が輝かしい方に着用して頂きたい。青レンジャーはもちろん買いましたよ!!!

オサバグサ、ぜひお会いしたいと思っていたら、こんなにも意外な場所で出会ってしまいました。
葉っぱもきゃわええ~んですよね。
山ガールの青レンジャー | URL | 2017/07/29/Sat 14:29 [EDIT]
こんにちは、青レンジャーさん!
まずは長距離移動、お疲れ様です(^^;
そして寝不足での登山…高山病が出なくてよかったですね!

さて、地図にて場所を確認…うん、遠いです(^^;
易老渡って飯田市なんだ、飯田市…広いなぁ(苦笑)
まぁ薊畑分岐の時点でほぼ13時では、仕方ないですよ!
気力が無い状態で5時間はムリ(^^;
早々に休んで、英気を養いましょう!

これが有名なウェルカムフルーツポンチですね、美味しそうe-420
疲れて登ってきて甘いものを差し出されたら、後光がさして見えそう(笑)
| URL | 2017/07/30/Sun 12:23 [EDIT]
Re: タイトルなし
悠さん、コメントありがとうございます。

易老渡は本当に遠かった。。。関東方面から行くと、さらに南アルプスをぐるっと回り込まないといけないので、なかなか行けない場所にありますね。。。

初日はお天気が悪くて、やる気が失せていました。もう、聖岳だけでピストンしようかなって思ったほどです。
あのあんみつには癒されました~。甘い物っていいですね。汁までおいしく頂きました。
山ガールの青レンジャー | URL | 2017/08/02/Wed 08:20 [EDIT]

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